基本の味には、「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」の5種類があります。
今回の食育では、お子さまと一緒にそれぞれどんな味なのか、実際に味見をしてみました。
一つ一つの味を準備し、味に番号を付け、どの味に当てはまるのか、匂いを嗅ぎ、味見をして、みんなで考えました。
甘味→「甘~い」と嬉しそうな声がたくさん聞こえてきました。「砂糖の味だと思う」と
答えているお子さまもいました。
塩味→「辛い」「しょっぱい」と答えているお子さまが多くいました。
「今度は塩だね」と話す声も聞こえました。
酸味→「すっぱーい」と口を揃えて言っていました。匂いに関しては、「臭い」と答える
お子さまが多かったです。これは「酢」だよと伝えると、「ふーん」という
反応でしたが、「和え物などによく使っているんだよ」と伝えると、「なるほど!」と
理解している様子でした。
苦味→「うわ~」と顔をしかめるお子さま。すぐに「抹茶だ!」と気づいているお子さま
もいました。
旨味→「美味しい」「かつおぶしだ」と味見が止まらないお子さま達でした。
それぞれを比べる事で、違いに気づいたり、お気に入りの味を見つけて伝え合ったり、
また匂いや味を表現することで、楽しむ姿もありました。
味のお話の最後に、舌のどの部分でどんな味を感じているか、普段あまり気にとめていない事を取り上げ、お話をしました。
また、舌にはたくさんの味覚センサーがある事を伝えました。
大人になってくるにつれて、残念ながら段々と味覚センサーの数は少なくなっていきます。
子どもの時期から濃い味のものばかり食べていると、味覚センサーを傷つけて、
味が分からなくなってしまうので、薄味で旨味を感じられるように
大切にしていきたいですねと伝えると、ハッとしているお子さまもいました。
今後も何気ない日常の中、お子さまが「気になる」を大切にし、一緒に楽しみ食育が行えたらと思います♪
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