めろん組で収穫した稲を使って脱穀をしました。
子どもたちは「だっこく...?」と、聞き馴染みのない言葉です。
稲から一粒一粒お米を取るのは大変なので、"千歯扱き"を使いました。
ギザギザと飛び出た櫛状の歯に「おぉ~!」「なにこれ!」と大きなリアクション!
米隊長や保育者が使い方の手本を見せると、仕組みを理解して
「早くやってみたい!」とソワソワしながら順番を待っていました。
歯の間に通すだけで、プチプチとお米が取れて飛んでいく様子を楽しんでいます。
何回か行ううちに、稲の近くを支えると通しやすい!とコツを発見。
しっかりと稲の先を確認しています。
歯の間隔によっては、一度で全部取り切れないことも...
角度をつけて引っ張るなど、試行錯誤してやりやすい方法をあみ出していました。
「手で取るのも楽しいよね!」とみんなで容器を囲んで、手作業を面白がる姿もありました。
"千歯扱き"という名前が覚えづらく、「あの装置」と呼んでいる子どもたちにくすっと笑ってしまいました。
そして、籾摺りも行いました。
カレンダーを見て、「今度はもみすりか~」と米作りの活動を楽しみにしていましたが、
これまた聞き馴染みのない言葉です。
『おこめができた!』の絵本を読んで予習する姿もありました。
さらに、もみがらを外す方法を話し合い、実際に試してみることに。
・爪でがりがり剥く ・はさみで剥く ・つまようじを差し込んで剥く
一粒一粒時間をかけて丁寧に剥いていきます。
白いお米が現れると「できた!」と嬉しそうに米隊長に報告していました。
その作業に夢中の子どもたちでしたが、全てのもみがらを外すには
たくさんの時間と労力を費やさなければなりません...。
そこで米隊長が教えてくれたのは、すり鉢とゴルフボールを使った方法!
すり鉢に数粒のお米を入れ、ゴルフボールで擦るようにゴリゴリしていきます。
集中するあまり、真下を向いてしまうほどでした。
最後にフーっと息を吹きかけ、もみがらを飛ばします。
すると、あっという間にもみがらと玄米に分ける事が出来ました!
息を吹きかける角度によっては、もみがらを浴びてしまい、
お手本の米隊長のようにはいかないことも。
「なんでこっちに飛んでくるの~」と笑いながら角度を変えたり、
すり鉢から顔を離したりと工夫していました。
めろん組では2月に行われる生活発表会に向けて練習の真っ最中です。
霜が降りるほどの寒さになりましたが、
園庭では幼児混合でのドッジボールを毎日のように楽しんで、元気いっぱいです!