*SDGsへの取り組み*
・大雨を想定した避難訓練を実施し河川の氾濫の怖さを知る。
・気候災害に備え、水害への対策を考える。
BCP(Business Continuity Plan)という言葉を耳にされたことがありますか?
業務継続計画のことですが、私たち保育所においては自然災害や事故など
不測の事態が発生しても、進行中の保育の継続や、中断しても可能な限り
短い期間で復旧させるための計画をたてています。
十日市保育所では、7月に洪水を想定したBCP洪水想定訓練を行いました。
子どもたちは大雨の時に
自分たちはどう動けばいいのいかを知り・体験しました。
幼児組(3~5歳児)は2階への垂直避難をしました。
大雨で床下浸水になったら、こうして2階に避難しようね。
お・・・おさない
は・・・走らない
し・・・しゃべらない
も・・・もどらない
子どもたちは、毎月の避難訓練で身に付いた
"お・は・し・も" に気を付けて避難しました。
乳児組(0~2歳)は、集まって先生のお話をききました。
「雨がいっぱい降ったら、こうして先生のところに集まるんだよ」
「本当に雨がたくさん降ったら、みんなで2階に逃げようね」
ベルの音が鳴ると 『シーン』 静かに先生のところへ!
とっても上手に集まることができました。
さてさて、2階では幼児組の子どもたちが真剣に
先生の話を聞いています。
「たくさん雨が降ったら、みんなの住んでいるこの三次はどうなると思う?」
いつもの雨なら、野菜やお米、木や花も喜ぶけれど・・・
たくさん、たくさん雨が降ったら、どうなるだろう?
「川があふれる!」
「家が浸かる!」
そうだよね、川が溢れて、家が浸かったり、田んぼや畑が浸かってしまう。
川の流れも速くなって、色んなものが流される。
お話を聞いて想像する子どもたち・・・
でも、よく分からないかな?
そこで、先生作 ☆洪水想定マシーン☆
「この水槽を見ててね」
雨に見立てて、ジョウロで水槽にお水を注ぐ先生・・・
「みんなの保育所やお家はどうなるかなあ?」
「浸かる、浸かる」 「危ない、逃げんと!」
たくさん注がれる水、浸かっていく保育所や家
「みんなはどうする?」
「下は水が来る!」
「高いところに逃げる!」
そこで、先生はすかさず子どもたちを高いところに避難させましたよ。
ホッとする子どもたち。
垂直避難について、みんなで考える機会になりました。
夕方には、お家の方にもご協力いただいて
子どもたちをお迎え時に安全にお引渡しをする訓練も行いました。
気候変動による気温上昇に伴い、夏の猛暑・干ばつだけでなく
台風の頻度と強度も増し、集中豪雨も発生しやすくなっています。
これから秋にかけて、台風の起こりやすい季節となります。
子どもたちと一緒に、もしもの時にはどうやって避難したらいいか。
どんな備えをしたらよいか。
しっかりと考えていきたいと思います。
お家でも、災害時にどんな備えができるか
話し合ってみて下さいね。