もうすぐ卒園を迎える、めろん組（５歳児クラス）の一年間を振り返ってみます。
４月にめろん組に進級したお子さま達は、期待に満ちた表情でした。今まで経験
してきた事を糧に、様々な事に挑戦してきました。
まず、こどもの日集会に向けて全員で協力し、大きな「こいのぼり」を作りました。
お友達と作り上げる大変さ、難しさを感じながらも、一人では作れない
大きなこいのぼりが出来上がり、共同製作の第一歩となりました。
保育参加では、保護者の方々に手伝って頂きながら「夏まつりごっこ」で
販売する商品をどのクラスよりもたくさん作りました。
細かい作業や様々な工程も、分担したり互いに協力しながら目標数を達成しました。
夏まつりごっこ本番は、練習の成果を発揮し、しっかりとゲームやお買い物ごっこの
店番を成し遂げました。小さいお子さま達の世話をしたことが、この後の異年齢
交流活動へとつながるきっかけになりました。
夏の終わり頃からは、運動会の練習が始まりました。
３クラス合同で行う異年齢遊戯「パラバルーン」では、年長児として全体を
引っ張る役割を頑張る姿が見られました。
また、めろん組遊戯の「ソーラン節」では、自分達で考え、チャレンジしたい！と
自分達で決めた隊形移動に取り組みました。
「自分達で考え、決めて、協力して成し遂げる」喜びを感じられた経験となりました。
秋には小学館アカデミー新ゆり山手保育園のめろん組との交流を行いました。
以前、プラネタリウムを一緒に鑑賞したお友達との久しぶりの再会です。
ゲームをしたり、一緒に遊んだりするうちに打ち解け、昼食のおにぎりタイムには
笑顔で会話を交わす姿が見られました。新しいお友達作りの経験になりました。
そして、一年を通して一番お子さま達が意欲的に取り組み、作り上げたのが
発表会での劇「金のオノと銀のオノ」でした。
半年を通して、園長が毎日読み聞かせしたお話の中から自分達で候補を選びました。
昨年まで経験した事のなかった一人で言う台詞も繰り返し練習し、しっかりと
覚えて言うことが出来ました。演じ終わった後のお子さま達の表情は、皆自信に
満ちていました。
お子さま達は、沢山の経験を通し、多くの事を感じて学び、大きく成長したと思います。
多くの人々との関わりの中で、保育者は想像を超えて成長していくお子さま達に、驚きや
感動の連続でした。時にはぶつかり合い、時には泣き、悔しい思いをしながらも、
お互いを認め合い、協力し合う楽しさを知り、共に頑張ろうとする姿に、「あったいかい心」が
育まれていると嬉しさを感じる一年間でした。
保育園で培った様々な経験が自信となり、更に大きく、元気に未来へと羽ばたいて欲しいと思います。
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