
2026.10.27
教育・保育など、こどもと接する場での性暴力を防ぎ、こどもの心身を守るため、2024年6月に「こども性暴力防止法」(学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律)が成立、2026年12月25日に施行されます。
小学館アカデミーでは、施行に向けた準備の一環として、施設長を対象とした研修会を実施しました。
(講師/社会保険労務士法人ワーク・イノベーション 統括MGR 糠谷栄子さん)
研修では、制度の全体像をはじめ、施行までに必要となる労務面・環境面の整備、職員への研修や保護者への周知、管理者として果たすべき役割、万一の事態が起きた際の対応フローなどについて学びました。

グループワークを通して、自園での取り組みを具体化
12月の施行が迫る中、施設長一人ひとりが緊張感を持って研修に臨みました。
まずは講師から、「管理者として制度を正しく理解すること」、そして「こどもへの性暴力を防ぐため、職員一人ひとりに必要な知識や意識を周知・徹底すること」についてレクチャーを受けました。
その後は、具体的な事例をもとに、性暴力や不適切な行動をどのように判断し、どのように対応すべきかをグループで検討。
参加者同士で意見を交わしながら、理解を深めていきました。
各園では、施設の規模や環境、職員構成などがそれぞれ異なります。
その中でも共通して大切にすべきことを確認し、それを踏まえて、自園の環境や状況に合った「園内研修」をどのように展開していくか、それぞれの施設長が具体的にイメージする機会となりました。
また、日々の保育を振り返りながら、特に次の2点について改めて確認しました。
・保育園生活における養護と教育を基本に、こどもの発達段階や保育のあり方を踏まえ、園児との適切な接触や距離感について考えること
・園児と職員が1対1になる場面であっても、他の職員の「目」がある環境を基本とすること
さらに、職員の不適切な行動に遭遇した場合など、万一の事態をあらかじめ想定しておくことの重要性についても学びました。
今後、各園で具体的な対応フローを作成するなど、施行に向けて必要な準備を進めていきます。
今回の研修では、新たな知識を得るだけでなく、グループワークを通して意見を交わすことで理解を深め、それぞれの園での実践につなげていくための多くの学びを得ることができました。
なお、当社では、こども性暴力防止法の施行に先駆け、こどもの安全に関する相談窓口を設置しています。
詳しくは、下記をご確認ください。
こどもの安全に関する相談窓口
小学館アカデミーでは、これからもこどもたちが安心して過ごせる環境づくりに向けて、職員一人ひとりが理解を深め、日々の保育に生かしていきます。